「あしたのねこ」 私を救った絵本
私が「あしたのねこ」この絵本と出会ったきっかけは、本屋さんで「あらしのよるに」の作者である、きむら ゆういちさんの本を探していて、偶然エム ナマエさんと共同で作られたこの絵本を手にとった事でした。
最初はなんだか子供の落書きのようなねこの絵だなと思っていました。ところがその内容は、、
ダンボールに入れて捨てられ、冷たい雨にうたれ、いろいろな困難にぶつかっても前向きに生きていく子猫の物語でした。
「ほら、いいこと見つかった」という言葉を子猫が使っていますが、エム ナマエさん自身も、失明という大変な逆境にあいながらも、前向きに生きていけば、きっといいことを見つけていけるということを、主人公の子猫に託して読む人の心に訴えているのだなと思いました。
私がなぜこの本に救われたのかですが、半年前の早朝に自宅が漏電火災で全焼し、この本も含め、家財の一切から住む場所まで失いました。
幸い家族はケガひとつせず無事でしたが、茫然自失の状態から少し落ち着いて思い出したのが、「ほら、いいこと見つかった」という、子猫の言葉でした。
「住むところは無くなったけど家族はみんな無事、ほら、いいこと見つかった。」
私は子猫の言葉を自分のことに置き換えて、この半年頑張ってこれました。
悲しいこと、辛いことに出くわしたとき、この絵本を読んでみてください。きっとあなたにも「ほら、いいこと見つかった」と子猫がささやいてくれるでしょう。
【著作】 きむらゆういち 文/エムナマエ 絵
【価格】 定価1,365円 (本体1,300円+税)
【発行日】 2006年06月
【出版社】 金の星社
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